
熱気球大会ではどんなことをやっているのか 熱気球レースがちょっとだけわかるちょっとした解説
更新日:2020年6月13日
winbalの村田です。
雨、雨、雨の日が続いていますね。
先週末、佐賀県佐賀市で
「第29回佐賀市長杯・第30回若葉杯新人戦熱気球大会」が開催されました。
佐賀市は日本の中で熱気球競技が盛んな街です。
特に競技に関しては、市長杯は30年近く開催されているわけですから
市民の皆様にとっては非常に馴染みがあります。
子供の頃に気球を見て
憧れて
学生で気球を始めて
パイロットになって大会に参加した。
というチームも多いと聞きます。
個人の趣味というよりは、街の文化として確かな土台があるのは確かです。
さて市長杯の結果は公式サイトにアップされていました。
https://www.sagaballoon.jp/shityouhai/report.html
結果はこちら

期間中に3つのタスク(課題)が課されていたようですね。
Nakano Construction B.T.の辻将隆さんが3タスクでポイントを安定的に獲得して優勝!
おめでとうございます!
行われた競技は
#1 FIN (Fly IN) 飛んでターゲットに向かう
競技本部がゴールを一ヶ所定めます。通常、競技者は一定距離以上離れたところから離陸してターゲットを目指します。一定距離以上離れていれば、どの方向からも自由に飛んでくることができます。
#2 PDG(Pilot Declared Goal)それぞれのパイロット自身が宣言したそれぞれのゴールに向かう
競技者(パイロット)が離陸前に自分自身のゴールを宣言して、そのゴールに近付いてマーカーを投下する競技です。風向、風速を的確に予測し、地図を読まないと良い結果を得られません。
#3 FON(Fly ON)飛んでいる最中にパイロットがゴールを設定して、宣言してそこに向かう
この競技は必ず他のタスクと組み合わせて行なわれます。まず、他のタスクのマーカーを投下します。このとき、次に自分がどこを目指すかをマーカーに記入します。PDGに似たところがあります。
マーカーと呼ばれる砂袋をターゲットに落とすのは共通ですが
アプローチの仕方、過程、道程がそれぞれ違っていて
これが1フライト同時進行で行われるのです。
競技内容を知っていると、熱気球レースがより楽しくなります。
まずは、いろいろなゴールの向かい方があるということを覚えていただけばと思います。
10月末には
2019佐賀インターナショナルバルーンフェスタ 第40回記念大会も開催されます。
http://www.sibf.jp/news/2019/20190206a.html
日本で一番多くのレーサーと観衆が
日本で一番大きい規模の熱気球レースが開催されます。
winbalもこの大会に照準を合わせて夏シーズンを乗り切ります!