
渡良瀬エリアに雷が多い理由とは?
更新日:2020年6月13日
熱気球のフライトエリアとしてバルーンニストが集まる渡良瀬遊水地は
群馬の東
茨城の西
栃木の南
埼玉の北
それぞれの県境に位置します。
梅雨の時期から夏にかけても
非常に雷が多い地域なんです。
その理由とは?
夏場は一般的に南から暖かく湿った空気が吹いてきます。
風は障害物のない関東平野を抜けて群馬に到達します。
群馬には上毛三山と呼ばれている「赤城山」「榛名山」「妙義山」をはじめ草津白根山など多くの山地が連なっていて
風が山にぶつかり、上昇気流に、湿った空気は冷やされて、雷雲に発達するのです。

2019年6月21日も雷が多い日でした。
実はこの話は、まさに今日、気球の大先輩から教わった大いなる知恵です。
天気を読み、風と共に空を駆ける熱気球パイロット。
大げさではなく、フライト前には自分の命を天秤にかけて
局地的な天気と風を読みます。
その読みは時に、コンピュータで解析した予報をも凌ぎます。
みなさん雷の音が近づいてきたら、屋内に逃げて、安全を確保してくださいね。
また、気球にまつわる天気のお話が出来らと思います。
それでは。