
気球のある風景と平和
更新日:2020年6月13日
8月15日は終戦記念日です。
1945年のこの日、正午に戦争は終わりを告げたのです。
アラフォーの私ですら、戦争の実体験はしてませんし、親の世代もしていません。
唯一、祖父母の世代が戦争を体験し、孫である私に戦争の話をしてくれました。
祖父は中国大陸で2回も飛行機墜落をし、生き延びたなどと
色々な話を割と呑気に語ってくれました。
思えば、戦争の良い悪いを押し付けるのではなく、ただ自らが体験した事実を淡々と話してくれました。
「戦争がどんなものかは自分で考えろ」とでも言いたげに。
私は、願わくば、戦争のない世の中であってほしいと思います。
ただ
世の中はとても複雑で、簡単には戦争のない世の中にはならない事実も認識しています。
気球乗りの私ができることは
気球を飛ばすこと。
気球を通じて、異文化ともコミニュケーションを図り、気球が呑気に飛ばせる世の中を紡いでいくだけです。
平和じゃないと気球は飛ばせませんから!
戦時中は呑気に気球を飛ばせる世の中ではありませんでした。
日本軍は風船爆弾を作り上げ、日本からアメリカまで飛ばしていたそうです。
風船爆弾の詳細はwikipediaで
https://ja.wikipedia.org/wiki/風船爆弾
今は平和で、乗っているのは爆弾ではなくて人間。
どうせなら、人間が日本からアメリカまで気球で飛んで行って
「へいブラザー!調子はどうだい?」
なんてやっていた方がなんだかホッとするのは私だけでしょうか。
渡良瀬遊水地に隣接する古河市は
祖父が戦争から引き上げ、親戚を頼ってたどり着いた街だそうです。
74年経った今日も平和な街並み。
気球に乗って眺めるとより一層
先人の絶え間ない営みの果てに紡ぎ出されたのが平和なのだと実感します。
次回のフライトは「昭和」と「平和」と「令和」を噛み締めて楽しみたいと思います。
